column

坂口 陽太

本質的な安らぎをつくる

住宅建築において、日々たくさんの建物が建っていきます。

建てる時の年齢はほとんどの方が20代~40代前半までの方が多く、

建てる時の年齢によって住まう住宅も変化していきます。

 

ここ数十年のうちに日本ではたくさんのデザインが流行り、また新しいものが出ている。

しかし、日本古来の和風住宅は数百年と少しの変化はあるが、その原型は今でも流行り廃りなく世の中で浸透している。

それは日本人がいつの時代でも心から安らぐ環境がそこにあるからなのでは無いかと思います。

 

逆に海外に目を向けると、デザインテイストは違えど、そのコンセプトは保ち作られ続けている。

 

日本では良い意味では多様性(個性)がある。

反対に言い換えれば、統一性は少ない。

 

よくある、あきのこない住宅とは・・

 

わたしは、いつの時でも「心から安らぐ環境がある場所」こそ、あきのこない住宅といえると思っています。

 

わたしたちが考えるものは、普遍的で美しく流行りを感じさせない現代美だと。

 

今だけの住まいに固執せず、数十年後も心安らぐ環境を変わらずそこに作ってほしいと思っています。

 

それは、生活動線や収納量、ゆとりのある空間だけではなく、人が豊かに感じる色彩のバランスを考え整えることや人が本能的に感じるものを日常生活の中に足してあげる事です。

 

例えば、人は人工物を見るより自然を眺めている方がストレスを軽減されリラックスした気持ちになったり、五感が刺激され感性が豊かになったりします。

これは人が本能的に自然に惹かれる「バイオフィリア」という特性があるからです。

だからこそ室内から自然を眺めることができるものを足してあげる事が重要になります。

 

 

 

家をただ住むところだけだと考えるのでは無く、心をほぐすところだと考えてほしいと思います。