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馬場 恭輔

影とは、光が物体に遮られて光が届かなくなった場所のこと。

つまり、光がある限りそこには必ず影が生まれます。

 

例えば…

 

 

床やウッドデッキ、壁に映る植栽の影が、四季の移ろいや時間の流れを伝えてくれる。

 

 

 

カーテン越しの光が柔らかく広がり、影がまるで水墨画のように浮かびあがる。

 

 

 

上から差し込む光が壁に揺らめき、幻想的な空間を作り出す。

 

 

光は影があることでその存在を強く感じ、

影も光によってその輪郭を与えられます。

 

光と影が交わることで、空間にリズムが生まれ、豊かさを加えてくれます。

だからこそ、形や素材だけではなく「光」と「影」の存在そのものを

余白を使いながら丁寧に設計することが大切だと考えています。

 

 

 

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